我が家の新築奮戦記
Chapter2.新築を決めたきっかけ

2000年9月に18年ぶりに米子へ転勤となった。
仕事の関係でお客様訪問をした時オープンシステムというインターネットを活用した建築スタイルを取っているY設計事務所に出会った。
その時は設計事務所のコミュニケーションネットワーク位にしか想像していなかった。
Y設計事務所で「価格の見える家づくり」という本を頂き、興味のあった私は2日程で一気に読んだ。「うん!これは私の思っていたことを実現できるシステムかもしれない」と思った。
仕事柄インターネットを最大限活用し経費節減しているということも嬉しかった。

広島で生活している時、生協広島が主催した住まいのセミナーに参加し設計士や大工さん・材木店等の方々が熱心に木造住宅の良い所や森林を如何に育て、守っていくか、家作りのポイント、建築素材の選び方を説明してくれた。
 山国育ちの私は山林の荒廃や林業の衰退を感じていたので大変共感を覚えた。
また、広島には「人と樹の会」という森林保護のボランティア組織が有り1年半ほど入会させていただいた。その会では森林公園や、公共的な山林等の下草刈り、枝打ち、間伐などの作業をボランティアでやっており何回か参加させていただき住民参加型の自然保護の必要性を強く感じた。

話が逸れたがセミナーで会った建築設計士さん達の木造住宅への思い入れに感動した。
家を建てるなら建築設計士に頼み、木造で出来れば在来工法(軸組)で、自分自身も建築工事に参加できるような方法を取りたいと思うようになった。

その本を読んで数ヵ月後仕事の関係でY設計事務所のオープンシステムを運営しているWebサーバー等のアクセス回線を光通信サービスに切り替える提案をする機会があり仕事のついでに尋ねてみたところ「翌週土曜日がセミナーなので参加してください」との事で早速セミナーを聞き建築した住宅も見学させていただいた。
木造住宅に限定しているわけではないが私の思いを実現してくれて自分も家作りに参加できるシステムだと確信できた。