我が家の新築奮戦記
Chapter63.現家屋解体番外編(2)  最上部が最新データー      
4.廃材を炭焼きにより処理しよう!!

8月31日(日)
金曜日に火止めしていたので窯を開けてみた。
やはりたき口間近はほとんど灰である。しかし、その奥はまだ炭化が不完全である。やはり途中で火が消えてしまったようである。
炭化が完全な物を選って出した後、再度詰め直して点火再開である。
夜11時前点検すると勢い良く煙を出している。
9月1日(月)
たき口を大きくしていたので朝行って見るとトタンを被せた端っこ辺りに大きな穴が開いている。「こりゃあまた追加した竹材も完全燃焼しているなあ。」ただ煙がよく出た分竹酢液は4L近く取れている。でも新築家屋の床下に入れる竹炭を作ろうとしているので目的に合っていない。どうも今回も失敗である。

8月27日(水)
昨日朝から煙の出が弱いと思っていたら夕方にはほとんど出ていない。竹酢液もほとんど取れていない。
どうも火が消えかかっているようだ。今日は小さくしたたき口を全開にして団扇で扇いで見たが効果が無い。
たき口に近いところの伏せ土を取り除いて見た所、空気道が落ち込んだ土で塞がってしまっている。そのため空気が流れなくなって炭化が止まったようだ。今まで数回の仕込みでは空気道の上に一列角材を積んでいたが今回は直に竹材を積んだ。どうも竹材は燃え尽きるものが多く被せた土が入り込んでしまうようだ。
今度は角材を積んでその上にトタンを2枚重ねて乗せた。これで扇いだら少しして勢い良く煙が出始めた。
やり直しである。後二日はかかるかな?
8月24日(日)
 6月末以来の炭焼きである。昨日までに竹炭材の準備は完了している。
2ヶ月も間があったので夏草が生茂っている。草刈をして窯床の湿気を取るためかんなくずや鋸くずを入れて焚き火をする。
長さ1m、幅5〜10cmに割り30本程度で束ねた竹材を20束程窯床に入れる。刈り取った草や萱を乗せてトタンを掛け、その上に土を掛ける。
さあ点火である。前回は燃え上る(煙突から自然に煙が出ること)まで2時間以上掛かったが今回はどうかな?
昼前に点火して扇いだがやはりすぐには燃え上って呉れない。昼飯を食ってからにするか!
夕方から団扇で扇ぎ再開。約1時間扇ぐと煙突からもくもくと煙が出始めた。これでたき口を狭めてもOKである。
やはり少しずつノウハウを得てきたようだ。
今回は焼き過ぎない様注意して見守ろう!
7月4日(金)
 たき口を止めてから3日経ったので炭を取出した。
結果は失敗だった。写真のとおり竹材の半分は灰になっていた。約3日間の焼いたがなぜこうなったのか??
想定理由:竹材をこまい竹を下に入れ中間に生竹、上に乾燥した竹というように積んだため品質が合わなかった?
煙の出方でたき口を塞ぐタイミングを見たがそれではだめ?(煙が消えないので無理やり塞いだ)
竹炭の状況:こまい竹は身が薄いためか細すぎて折れるものがある。
生竹は身の太い物が上手く焼けている。太い竹は八つ割りにしたが四つ割り程度で十分だ。
ハデ竿も乾燥しすぎていたためかかなり灰になっていた。
6月28日(土)
 PM5:00火入れするも8:00過ぎやっと燃え移った。
竹酢液の採取は2つの竹から取るよう改良した。

6月27日(金)
竹炭に挑戦!!
試しに旧家屋のこまい用の竹(37年経っている)、切ったばかりの竹、数ヶ月前の竹、数十年経った稲ハデ用の竹を焼くこととした。しかし、竹割りは疲れる。割らずに焼いたら窯が爆発するかな?
竹を割る工具を買ったが太い竹は鉈の方がいい。
6月11日(水)
梅雨に入ったので昨日屋根を作った。
2番窯も今朝消火のためたき口・煙突を塞いだ。
6月7日(土)
 今日こそはと朝6:00から釜開け開始。今度は火は消えている。消火にまる2日間は掛かるようだ。
 思いのほか良く出来ている。廃材らしく釘の刺さったままの角材や敷居の溝や柱のほぞががそのままの形で出てくる。
 杉は思ったとおり軽い。焼肉用には使えないかな?桧や松材は炭らしい。こまい竹も硬く出来ている。
 コンパネ合板も炭になった。ダンボール5箱はあるかな?

廃材の跡がそのまま残っている
6月6日(金)
 塞いでから24時間経ったので「もういいのでは?」と開け始めたらまだ炭が赤々と燃えているではないか。
 再度塞ぎもう一日待つこととした。
6月5日(木)
 朝5:30煙が青紫色からだんだん透明になってきた。ほぼ透明になった6:00前にたき口の穴を塞ぐとともに30分後に煙突も取り外した。
消火するまで6〜7時間と本には解説してある。
夕方土を取り始めたがまだ熱気が凄く煙も出始めたので消火していないと思い開くのは止めた。
6月4日(水)
今日は朝6:00から作業開始。6〜10の工程をして夜になった。
6.トタンを載せて土を厚さ20cm程かける。
7.風上をたき口にして火を付ける。検討違いで西側にたき口を付けたら朝は東からの風が多かった。
8.2時間程扇いでいたら煙突からもくもくと煙が出始める。
9.木酢液を抽出するため孟宗竹取って来て煙突に付ける。(15度〜45度の傾斜角)
10.勢い良く煙が出始めたらたき口を5〜10cm位に狭める。
11.白い煙が透明になるまで監視。3〜4時間毎に見回り(今夜は寝られないかなあ〜)

使い古しのトタンを載せる

周りの土や解体時の壁土を載せる

炭材に火が回るまで扇ぐ

勢い良く煙突から煙が出ない

土管を継ぎ足したら良く出始めた

たき口を小さくする

木酢液の抽出(
孟宗竹で煙を冷却) 

3リットル程取れた

疎木酢液これから3ヶ月かけてタール分を分離
6月2日スタート(1項〜5項まで完了)
梅雨に入る前に廃材を少しでも処分したいので早速図書館で借りた「炭と木酢液」炭やきの会編を読みながら小学校の低学年炭焼き体験でも実践される「伏せやき法」というのをやってみることとした。
杉や檜が多いのでどんな炭が出来るやら??
1.畑の脇の空き地を草刈
2.1m×2mの長方形に30cm掘り下げる
3.そこに少し太い木を敷いてから60cm程に切った廃材をなるべく隙間が出来ないよう積み上げていく
4.風上を見極めたき口とする。反対側を排煙口として煙突(土管)を付ける
5.40cm程積み上げたら刈り倒した草を炭材の上に20cmの厚さに載せる、脇にも差し込んでおく
草刈前 根太木配置 刈草で覆う