悠々旅行記 |
世界文化遺産を訪ねて”イタリアの旅 ” 悠々旅行記top |
アッシジ編 |
アッシジへ トスカーナ州のシエナからウンブリア州のアッシジへ向った。 スバージオ山麓の懐に位置するこの町は聖フランチェスコ大聖堂の宗教絵画で有名だ。 中世の面影が残る淡いピンク色の石積みの家々や迷子になりそうな路地や坂がなんとも心をなごましてくれて気に入った。 昼食はバロッタという厩風のレストランで生ハムやチーズの盛り合わせと鱒のオイル焼きを食べた。 サンタ・キアーラ教会へ 昼食後、東の端の町外れからサンタ・キアーラ教会へ向けて街中を散策しながら進む。路地の間から新市街がチラッと見える。 サンタ・キアーラ教会は肌色の横じま模様の大理石が積まれた教会だ。地下の墓には聖女キアーラ(キララとも言う)が眠っている。聖女キアーラは名門貴族の地位を捨ててサン・フランチェスコの弟子となり一生を神にささげた。 コムーネ広場 コムーネ広場の北側には古代ローマ時代のミネルヴァ神殿がある。パンテオンを小型にしたような大理石の円柱が美しい。対面にはブリオーリ宮がある。昔の洗濯場や水飲み場等遺跡的な場所が多くある。 サン・フランチェスコ大聖堂 山懐を横道に歩いていくと西の端に位置するところにサン・フランチェスコ大聖堂が静かに建っている。 ここが有名なフランチェスコ会の創始者聖フランチェスコを祭った教会である。 聖フランチェスコも裕福な商人の息子であったがある時「十字架像がフランチェスコに「私の崩れかけた家を建て直せ」とお告げがあり宗教的使命に目覚めたと言われている。 建物は上下二層に分かれ地下に聖フランチェスコの墓がある。 ここの壁画はジオット作で聖フランチェスコに関する宗教的絵画となって芸術的に有名である。確かにシスティーナ礼拝堂の壁画にも匹敵する程の壁画だと思う。(撮影禁止の為画像が撮れなかった) 見学後外に出ると雲天の空に1条の光が大地を照らした。そこは新市街地の教会のある位置だった。1条の光が2条になり次第に明るくなってきた。厳かな教会見学を終えて見えたこの光景はなんとも神秘的な景観に思えた。 ローマへ 夜になってローマに到着。雨になってきた。ホテルに入る前に夕食だ。今夜はカンツォーネを聴きながら赤ワイン・パスタ・牛のフィレ肉で豪華なディナー。ホテルは地下鉄A線の終点近くプリンセス。 |