悠々旅行記    
イギリスのフットパスを歩こう”イギリスプレミアム旅行 ”   悠々旅行記top
Part11 フットパスW Rydal〜Grasmereウォーク(6月10日9:50〜16:00)
ワーズワースが愛したグラスミアを歩く:約15km
行程 Windermere(バス)―Rydal-Grasmere―ダウ・コテージ―Rydal―Ambleside―Waterhead(観光船)ーBowness−Windermere
@9:20 今日は少し肌寒い曇り空、B&Bを出て駅前のバスステーションへ行ってGrasmere行きのバスに乗ります。
599番のバスはダブルデッカーで二階は2/3が屋根なしです。ちょっと寒かったのですが眺めの良い2階に座りました。
この写真に写っている白髪の老夫婦?と同じような行程になるとは当然この時は分かりませんでした。
 下車するところはRydal(ライダル)という所ですが地図上でしか分からないのでタブレット端末のGPSで位置を確認しながら乗っています。
タブレット上で下車場所に近づいてきたなと思いましたが運転手に知らせる方法が分かりません。急いで1階の前方に行くと急に停まりました。
例の老夫婦も此処で下車のようで運転手に知らせてくれたのです。
我々だけなら終点のGrasmereまで行ってしまうところでした。
バス停から100mほど行き過ぎましたがこのウォークで一番の心配事だったので下車できて「ほっ」としました。
老夫婦と軽く会釈して歩き始めましたが老夫婦は山方向の道へ私達はRydal湖の湖岸方向へと別れてしまいました。

A石橋を渡ると右手に駐車場があり、車で来た2グループが先行していきます。放牧場用の柵を抜けるとFootpathの道へ入ります。森の中の小高い丘を越えるとライダル湖面が目に飛び込んできます。
対岸の館やコテージなどが良い感じで素晴しい眺めです。曇り空なのがちょっと残念。
2kmほど湖岸を歩いていくと次第に山添の道になります。石積みの柵に沿って次第に上っていきます。山の斜面には一面ワラビが生えていますが誰も採ったような形跡はありません。イギリス人はワラビを食べないんでしょうか??

B丘を一つ越えるとライダル湖は見えなくなり、代わりにグラスミア湖が眼下に見えてきました。ビューポイントには休憩用のベンチがあります。一息ついてグラスミア湖を眺めます。
「どうも歩きにくいなあ」とウォーキングシューズを良く見ると底部分が剥げていました。今日は何とか持ちそうですがダメならグラスミアで購入しないと・・・
自転車で元気に登ってくる若者達も大勢居ます。Footpathは歩行者専用、歩行者と自転車、歩行者、自転車、馬、・・・等に分かれており歩くだけでない楽しみ方があります。
もう一つFootpathの所々にベンチがありますがこれは寄付によるものがほとんどだそうです。故人を偲んで遺族が寄付したことをプレートで表示してあります。

Cグラスミア湖を右手に見ながら柵を抜けると自動車も通れる道路に出ます。此処から次第に下って行きます。途中にナショナルトラスト所有の可愛らしいコテージがありました。此処から湖岸沿いの道を進むことにしました。急な坂道を下ってまた湖岸沿いに出ました。
ビートハウスや邸宅のガーデンを横目で見ながら進み、グラスミアももう直ぐです。

Dグラスミアの道沿いで例の老夫婦とすれ違いました。私達とは逆周りのコースのようです。また、軽く会釈して分かれました。
グラスミアは小さな村ですが観光客は大勢居ます。お土産にもなる有名なジンジャーブレッドをセイラ・ネルソンのお店で買い求めました。
その店の直ぐ裏手のオズワルド教会でワーズワースの墓を見た後、腹が減ったのでジンジャーブレッド一枚食べたら「美味い」。妻は追加で買いに走りました。
13時過ぎています。ロゼイ川の畔にあるロワン・ツリーというお店で遅い昼食を摂りました。

E昼食後、ワーズワースが愛した家ダウ・コテージと博物館を見学しました。コテージは天井も低く、床が傾いていたりして粗末な造りと感じますが、食品庫や予備室のような部屋も有り、黒光りするほど磨きこまれた調度品も見事なものです。当時としてはとてもモダンで贅沢な家だったことでしょう。ダウ・コテージ前の道をFootpathへと登って行きます。
標識を頼りに山の中腹を縫いながら歩いていくと、向かい側の山の斜面に往路で通った道が見えます。
数軒しかないライダルの村を抜けると平らな道になります。両側は羊のいる牧場です。途中でまた例の老夫婦と一緒になりました。アンブルサイドまで一緒に歩きます。
おじいさんは片足不自由な感じですが杖を突きながらしっかり歩いています。

Fアンブルサイドに入るとブリッジハウスが見えます。補修工事中のようで足場が組んであり、土産物屋は休業のようです。
もう大分歩き疲れましたが、ウィンダミア湖の船着場までもう少し歩きます。
ウォータヘッドの言う名前の遊覧船乗り場へ着きました。直ぐ出航するようです。乗車券を購入し、アイスクリームを食べながらボウネスまで40分ほどのクルージングです。
17:00ボウネスへ戻りました。また、1.2Kmほど歩いてB&Bへ帰りました。
大変、よく歩いた一日でした。 
Windermer駅前のバスステーションで599番のバスに乗ります ダブルデッカーの2階に座りました。良い眺めですがちょっと寒いです。
タブレット端末のGPSで現在位置を確認しながら(Windermereを出て直ぐの所) Amblesideのバスストップです
本来のバス停位置。此処が今回のFootpathの起点です。 バスストップ前の道路標識。
柵を通過して一旦森に入ります 小高い森を抜けるとRydal湖が目に飛び込んできます
ちょっと曇り空なのが残念ですが素晴しい景色を一枚「パチリ」 撮ったのがこの画像です。もう少しアップしたかったのですがこれが限度です。
白と青色の草花も咲いてとても絵になる風景です 2km程は湖岸を歩きます
復路は対岸の中腹を歩くはずです 2つの島が寄り添っています
ライダル湖と分かれて山添の方へ 山手にはワラビがいっぱい生えていました 屋根の落ちた石積みの小屋がありました
丘を越えるとグラスミア湖が見えてきました、Footpathは何通りもあります グラスミア湖 向こう側がGrasmereです
20年近く履いたキャラバンシューズが剥げました このフットパスは自転車も可です。多くの若者はBicycleで楽しみます
山道から車が通れる道に出ました、民家が有りました この家はナショナルトラスト(歴史的建造物や自然保護団体)の所有物のようです
グラスミア ボートハウス、とても趣がありました グラスミア 両側は個人の邸宅の庭のようです
 グラスミア ステキに手入れされたガーデン グラスミア 石積みの家に赤い車が似合っていたので一枚撮りました
グラスミアのオズワルド教会 ウイリアム・ワーズワースの墓 セイラ・ネルソンのお店(美味しかったジンジャーブレッド)
オズワルド教会の対岸にあるロワン・ツリー (遅い昼食を食べました) ワーズワース博物館 右手奥がダウ・コテージ 右手を進むと復路のFootpathへ
ダウ・コテージ内から裏庭(内部は撮影禁止) ダウ・コテージを登った先にあるFootpathの標識
復路の中間から見た対岸 往路で通った道が山の中腹に続いています ライダル湖 対岸は往路で湖岸を歩いた道
小学校のキャンプ合宿 もう夏休みなのです Rydalからグラスミアへ 前方はバスで一緒だった老夫婦
 
アンブルサイド ブリッジハウス  ウインダミア湖 ウォーターヘッドからボウネスまでクルージング